2009年9月30日水曜日

プレゼントするつもりだそうです

朝、母に『お父さんが死んだ』と聞かされたとき、何が起きたのか、頭が真っ白になりました。 それまで、父がそんなに悪いことを聞かされていなかったし、ちょっと入院すればすぐ治って帰ってくるものだと思ってたから。 祖父の家で父の真っ白い顔を見て初めて涙が出てきました。 葬祭場でも、激しくわめき泣いたのを覚えています。 火葬場で変色した骨をみた時、病気を憎く感じました。 (悪いところゎ変色するそうです) 生きているときゎ休みの度に家族をどこかに連れってってくれていたとても家族思いの優しい父でした。 私も弟、妹も父の死に目に会いませんでした。 きっと母たちがまだ幼いからと気遣ってくれたのだと思います。でも、私ゎ後悔しています。最後に父をこの目で見届けたかったです。 友達のブログに書いてあったお話。 彼女のお母さんは、彼女が中学生の時に死んでしまいました。 彼女に残されたものは、お母さんが少女の頃から書き続けていた日記でした。 彼女は毎晩、眠る前にお母さんの日記を読みました。 1日、1ページづつ。 やがて、彼女は大人になり、結婚しました。 結婚2年目で子供ができました。 妊娠がわかった時、彼女は思いました。 「もしも、私が居なくなったら、この子は私との思い出が  なくなってしまう」 お母さんの日記の事が頭に浮かんだそうです。 毎日読める、日記をお母さんが残してくれたから、自分は 寂しくなかったし、お母さんとの思い出が作れた。 お母さんが、日記を書いていてくれたから。 そして、彼女は日記を書き始めました。 お母さんが自分にしてくれたように、自分も子供にして あげたいから。 たとえ不幸な事がなくても、思い出になるから。 つわりでしんどい時も、陣痛で苦しい時も、その時の 気持ちと子供に対する気持ちを書き続けました。 今、彼女は1歳になる子供のお母さんです。 日記は書き続けて居ます。 子供が成人したら、お祝いと『生まれてきてくれてありがとう』の気持ちを込めて、 プレゼントするつもりだそうです。

2009年9月1日火曜日

空の下

なぜ めぐり逢うのかを 私たちは なにも知らない いつ めぐり逢うのかを 私たちはいつも知らない どこにいたの 生きてきたの 遠い空の下 ふたつの物語 縦の糸はあなた 横の糸は私 織りなす布は いつか誰かを 暖めうるかもしれない